インスタンス間での設計時メタデータのエクスポートおよびインポート

インスタンス間で統合およびプロセスの設計時メタデータのアーカイブをエクスポートおよびインポートできます。この機能は、本番環境のスナップショットを作成し、別の環境で問題を再作成したり、あるリージョンのインスタンスから別のリージョンのインスタンスにメタデータを移動したり、手動アーカイブを実行したり、Gitなどのリポジトリに毎日アーカイブするように環境を自動化する場合に便利です。Oracle IntegrationアーカイブをエクスポートしてOracle Integration Generation 2にインポートすることもできます。

ノート

  • 最初に、「インスタンス・ストレージ」ページで、設計時メタデータのアーカイブのエクスポート先となるオブジェクト・ストレージ・バケット・インスタンスのSwift URLの場所とユーザー名およびパスワード資格証明を構成してください。インスタンス・オブジェクト・ストレージ・バケットの構成を参照してください。
  • エクスポートする特定の統合を選択することはできません。サービス・インスタンス内のすべての統合がエクスポートされます。

エクスポート・ジョブの作成

「インスタンス・ストレージ」ページで構成したオブジェクト・ストレージ・バケットにエクスポートする設計時メタデータのアーカイブ・ファイルで構成されるエクスポート・ジョブを作成します。

  1. ホーム・ページで、ナビゲーション・ペインの「設定」「インポート/エクスポート」を選択します。

    インポート・ジョブとエクスポート・ジョブのステータスを含む「インポート/エクスポート」ページが表示されます。


    import_export_page.pngの説明が続きます

  2. 「エクスポート」をクリックして、ジョブを作成します。ジョブは、「インスタンス・ストレージ」ページで構成したオブジェクト・ストレージ・バケットにエクスポートする設計時メタデータのアーカイブ・ファイルで構成されます。オブジェクト・ストレージ・バケットを構成していない場合は、「今すぐ構成」をクリックするように求められます。
  3. 次のフィールドに入力します
    要素 説明
    ジョブ名 一意のジョブ名を入力するか、デフォルト値を受け入れます。
    セキュリティ・アーティファクトのエクスポート チェック・ボックスを選択して、ジョブとともに次のセキュリティ・アーティファクトをエクスポートします:
    • セキュリティ・ポリシー
    • セキュリティ資格証明(接続用)
    • 顧客証明書
    • プロセスのアプリケーション・ロール・メンバーシップ
    .
    説明 エクスポート・ジョブを説明するオプションの説明を入力します。

    create_export_job.pngの説明が続きます

  4. 「エクスポート・ジョブの開始」をクリックします。
    ページの上部のバナーにメッセージが表示されます。
    Export job has been successfully started.
  5. エクスポート・ジョブ作成のステータスを表示し、リフレッシュ・アイコンを定期的にクリックして進行状況を表示します。ジョブ名をクリックすると、より具体的なジョブ詳細を表示できます。

    インポート/エクスポート・ジョブのステータスで、「名前」、「ステータス」、「期間」および「開始時間」が含まれます

    エクスポート・ジョブが正常に完了すると、「ステータス」フィールドに「完了」と表示されます。
  6. 「詳細を開く」アイコンをクリックして、ジョブの詳細を表示します。

    job_summary_export.pngの説明が続きます

  7. エクスポート・アーカイブの作成が正常に完了しない場合は、「詳細レポートのダウンロード」アイコンをクリックしてエクスポート・ジョブに関するレポートをダウンロードします。

インポート・ジョブの作成

エクスポートされたアーカイブ・ジョブをオブジェクト・ストレージ・バケット・インスタンスから新しいインスタンスにインポートするジョブを作成します。

  1. 設計時メタデータのエクスポートされたアーカイブをインポートするインスタンスにサインインします。
  2. ホーム・ページで、「設定」「インポート/エクスポート」を選択します。
  3. 「インポート」をクリックして、エクスポートされたアーカイブ・ジョブをオブジェクト・ストレージ・バケット・インスタンスから新しいインスタンスにインポートするジョブを作成します。
  4. 次のフィールドに入力します
    要素 説明
    アーカイブ・ファイル名 インスタンスにインポートするアーカイブを選択します。
    インポート・モード インポート・モードを選択します:
    • インポート: アーカイブ内のすべての統合をインポートします。「アクティブ化」および「スケジュールの開始」を選択して、この同じインポート・セッション中または後で別のセッション中に、すべての統合をアクティブ化してすべてのスケジュールを開始することもできます。これらのオプションを個別に選択すると、インポートした統合の構成プロパティを最初に更新できます(たとえば、各統合の「接続」ページで必要な構成またはセキュリティ・プロパティを変更できます)。
    • アクティブ化: 同じセッション中または別のセッション中に、「インポート」オプションでインポートしたすべての統合をアクティブ化します。「スケジュールの開始」を選択して、統合スケジュールを開始することもできます。
    • スケジュールの開始: 「インポート」および「アクティブ化」を選択した同じセッション中または別のセッション中に統合スケジュールを開始します。
    セキュリティ・アーティファクトのインポート エクスポート・アーカイブ・ジョブの作成時に「セキュリティ・アーティファクトのエクスポート」を選択していた場合、このチェック・ボックスを選択します。
    ジョブ名 一意のジョブ名を入力するか、デフォルト値を受け入れます。
    説明 インポート・ジョブを説明するオプションの説明を入力します。

    create_import_job.pngの説明が続きます

  5. 「インポート・ジョブの開始」をクリックして、オブジェクト・ストレージ・バケット・インスタンスから新しいOracle Integrationインスタンスにアーカイブをインポートするジョブを開始します。
    ページの上部のバナーにメッセージが表示されます。
    Import job has been successfully started.
  6. インポート・ジョブ作成のステータスを表示し、リフレッシュ・アイコンを定期的にクリックして進行状況を表示します。
    インポート・ジョブが正常に完了すると、「ステータス」フィールドに「完了」と表示されます。
  7. 「詳細を開く」アイコンをクリックして、ジョブの詳細を表示します。

    job_summary_import.pngの説明が続きます

  8. インポート・アーカイブが成功しなかった場合は、「詳細レポートのダウンロード」アイコンをクリックしてインポート・ジョブに関するレポートをダウンロードします。
  9. ページを参照し、エクスポートした設計時メタデータが表示されるようになったことを確認します。たとえば、統合の場合は、統合、接続、ルックアップなどを見つけます。プロセスの場合は、プロセス・アプリケーションやデシジョン・モデルを見つけます。
    ノート

    アーカイブ・ファイルは、削除するまでオブジェクト・ストレージ・バケットに存在します。