データ・ソースの定義

E-Business Suite AsserterがデプロイされているOracle WebLogic Serverで、データ・ソースをWebLogicドメインに追加してデータベース接続を構成する必要があります。WebLogic Java Database Connectivity (JDBC)データ・ソースにより、データベース・アクセスおよびデータベース接続管理が可能になります。

  1. Webブラウザで次のURLを入力します(host:portはWebLogic管理コンソールのホスト名とポートに置き換えます):
    http://wls_host:wls_port/console

    たとえば、https://ebsasserter.example.com:7002/consoleです。

  2. 管理者としてWebLogicコンソールにサインインします。
  3. 管理コンソールの「ドメイン構造」「サービス」を開いて、「データ・ソース」を選択します。
  4. 「データ・ソース」表の見出しの下で、「新規」リストを選択し、「汎用データ・ソース」を選択します。
  5. 「JDBCデータ・ソースのプロパティ」セクションで、次の値を指定し、「次」を選択します。
    • 名前: visionDS
    • JNDI名: visionDS
    • データベース・タイプ: oracle
    「名前」パラメータの値は、E-Business Suite Asserter構成ファイルのebs.ds.nameパラメータと一致する必要があります。
  6. データベース・ドライバを選択し、「次へ」を選択します。
    • XAデータ・ソースを使用する場合は、「*Oracleのインスタンス接続用ドライバ(Thin XA)、バージョン:任意」を選択します。
    • 非XAデータ・ソースを使用する場合は、「*Oracleのインスタンス接続用ドライバ(Thin)、バージョン:任意」を選択します。
  7. 「トランザクション・オプション」セクションで、次のいずれかを実行し、「次」を選択します。
    • 非XAデータ・ソースの場合は、「グローバル・トランザクションのサポート」チェック・ボックスを選択解除します。
    • XAデータ・ソースの場合は、チェック・ボックスを選択したままにします。
  8. 「接続プロパティ」セクションで、次の適切な値を指定し、「次」を選択します。
  9. 「ドライバ・クラス名」フィールドに、次のいずれかを入力します:
    • oracle.apps.fnd.ext.jdbc.datasource.AppsDataSource (非XAデータ・ソースを使用する場合)。
    • oracle.apps.fnd.ext.jdbc.datasource.AppsXADataSource (XAデータ・ソースを使用する場合)。
    オプションで、かわりにoracle.jdbc.OracleDriverドライバを使用できますが、この値には管理データベース資格証明を指定する必要があります。管理データベース資格証明をWebLogic管理者に公開しない場合は、このタスクの「ドライバ・クラス名」に指定した2つの値のいずれかを使用します。
  10. 「プロパティ」テキスト・ボックスで、userの現在の値を維持したまま、新しい行を追加し、次の例に示すようにdbcファイルへのパスを入力します:
    user=IDENTITYADMIN
    dbcFile=/opt/ebssdk/EBSDB_ebsasserter.example.com.dbc
    ノート

    このフィールドでは、大/小文字が区別されます。ファイル名が正しい大文字と小文字で適切に記述されていることを確認してください。
  11. データ・ソースのプロパティ値を確認し、データベースが実行中であることを確認して、「構成のテスト」を選択します。

    ネットワークで、データソースに指定したポート番号を介したE-Business Suite AsserterのWebLogic ServerマシンとOracle E-Business Suiteデータベース間の通信がブロックされていないことを確認します。

  12. 「接続テストに成功しました」というメッセージが表示された場合は、「次」を選択します。
  13. 「ターゲットの選択」セクションで、ターゲット・サーバー(EBSAsserter_serverなど)を選択し、「終了」を選択します。
  14. 「チェンジ・センター」で、「変更のアクティブ化」ボタンを選択します。