ブロック・ボリュームまたはブート・ボリュームのオフライン・サイズ変更
オフライン・サイズ変更を使用すると、ボリューム・サイズを拡張する前に、インスタンスからボリュームをデタッチできます。ボリュームのサイズを変更して再アタッチしたら、パーティションを拡張する必要はありますが、ディスクを再スキャンする必要はありません。
オフライン・ボリュームのサイズを変更する際の考慮事項
Linuxベース・インスタンスとWindowsベース・インスタンスのどちらの場合も、ボリュームをデタッチして再アタッチする際には複雑さとリスクが伴います。これは、準仮想化アタッチメント・タイプとiSCSIアタッチメント・タイプの両方に当てはまります。ボリュームのサイズを変更する際には、次の点に注意する必要があります:
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一貫性のあるデバイス・パスを使用していない場合や、インスタンスでデバイス・パスの一貫性がサポートされていない場合に、サイズ変更後にボリュームをインスタンスに再アタッチすると、デバイスの順序およびパスが変更されることがあります。Logical Volume Manager (LVM)などのツールを使用している場合は、デバイス・マッピングの修正が必要になることがあります。一貫性のあるデバイス・パスの詳細は、一貫性のあるデバイス・パスを使用したボリュームへの接続を参照してください。
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iSCSIでアタッチされたボリュームをデタッチしてからインスタンスに再アタッチすると、ボリュームのIPアドレスがインクリメントします。
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ボリュームのサイズを変更する前に、ボリュームの完全バックアップを作成する必要があります。
ブロック・ボリューム
- ボリュームをデタッチします。
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oci bv volume update
コマンドを使用して、ブロック・ボリュームのサイズを変更するには、--volume-id
および--size-in-gbs
パラメータを指定します。oci bv volume update --volume-id <volume_OCID> --size-in-gbs <new_size>... [OPTIONS]
ブート・ボリューム
- ボリュームをデタッチします。
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oci bv boot-volume update
コマンドを使用して、ブロック・ボリュームのサイズを変更するには、--volume-id
および--size-in-gbs
パラメータを指定します。oci bv boot-volume update --volume-id <volume_OCID> --size-in-gbs <new_size>... [OPTIONS]
CLIコマンドのパラメータおよび値の完全なリストは、CLIコマンド・リファレンスを参照してください。
ブロック・ボリューム
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DetachVolume
操作を実行し、volumeAttachmentId
属性を指定して、インスタンスからブロック・ボリュームをデタッチします。 -
UpdateVolume
操作を実行し、リクエスト本文のvolumeId
属性を指定し、UpdateVolumeDetails
リソースのsizeInGBs
属性を指定してブロック・ボリュームのサイズを変更します。
ブート・ボリューム
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DetachVolume
操作を実行し、volumeAttachmentId
属性を指定して、インスタンスからブロック・ボリュームをデタッチします。 -
UpdateBootVolume
操作を実行し、リクエスト本文のvolumeId
属性を指定し、UpdateBootVolumeDetails
リソースのsizeInGBs
属性を指定してブート・ボリュームのサイズを変更します。
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次のステップ
- ディスクを再スキャンします。LinuxベースのインスタンスにアタッチされたVolumesのディスクの再スキャンおよびWindowsインスタンスにアタッチされたVolumesのディスクの再スキャンを参照してください。
- パーティションを拡張します。Linuxベースのイメージでのブロック・ボリュームに対するパーティションの拡張およびWindowsベースのイメージでのブロック・ボリュームに対するパーティションの拡張を参照してください。