サイト・マッピングの作成と保守
サイト・マッピングによって、プライマリ・システムで停止が発生した場合に、スタンバイPrivate Cloud Applianceシステムでインスタンスを再起動する方法と場所が決まります。
各サイト・マッピングは、プライマリ・システム上のソース・オブジェクトとスタンバイ・システム上の対応するターゲット・オブジェクトで構成されます。DR構成にサイトマッピングを追加する前に、これらのリソースが両方のシステムに存在することを確認してください。
サイト・マッピングの追加
DR構成に含めることができるサイト・マッピング・タイプは次のとおりです。
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コンパートメント: フェイルオーバーまたはスイッチオーバーが発生した場合、ソース・コンパートメントからのインスタンスをスタンバイ・システムのターゲット・コンパートメントで起動する必要があることを指定します
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Subnet: フェイルオーバーまたはスイッチオーバーが発生した場合、ソース・サブネットに接続されているインスタンスがスタンバイ・システムのターゲット・サブネットに接続されている必要があることを指定します。
- サービスCLIの使用
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コマンドの実行に必要な情報を収集します。
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DR構成ID (
drGetConfigs
) -
ソース・オブジェクトとターゲット・オブジェクトOCIDsのマッピング
プライマリ・システムとスタンバイ・システムでそれぞれコンピュート・エンクレーブUIまたはCLIを使用します。
CLIコマンド:
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oci iam compartment list
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oci network subnet list --compartment-id "ocid1.compartment.....uniqueID"
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drAddSiteMapping
コマンドを使用して、サイト・マッピングをDR構成に追加します。構文(1行に入力):
drAddSiteMapping drConfigId=<DR_configuration_id> objType=[compartment | subnet] sourceId=<source_object_OCID> targetId=<target_object_OCID>
例:
PCA-ADMIN> drAddSiteMapping drConfigId=d3cd87de-afd4-4718-a3e6-1105b56b42d8 objType=compartment \ sourceId=ocid1.compartment....<region1>....uniqueID targetId=ocid1.compartment....<region1>....uniqueID Data: Message = Successfully added site mapping to DR config [mydrconf1] Returned Object Id = 77233b2c-aa4a-4314-8196-4d8dd1d20721 PCA-ADMIN> drAddSiteMapping drConfigId=d3cd87de-afd4-4718-a3e6-1105b56b42d8 objType=subnet \ sourceId=ocid1.subnet....<region1>....uniqueID targetId=ocid1.subnet....<region2>....uniqueID Data: Message = Successfully added site mapping to DR config [mydrconf1] Returned Object Id = 4467bb39-7256-4715-9a01-bedd25f73a82
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DR構成のサイト・マッピングに含めるすべてのソース・オブジェクトおよびターゲット・オブジェクトのOCIDsを使用して、このコマンドを繰り返します。
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DR構成に含まれるサイト・マッピングのリストを表示するには、
drGetSiteMappings
コマンドを使用します。DR構成IDは必須パラメータです。構文:
PCA-ADMIN> drGetSiteMappings drConfigId=d3cd87de-afd4-4718-a3e6-1105b56b42d8 Data: id Object Type -- ----------- 77233b2c-aa4a-4314-8196-4d8dd1d20721 compartment 6ef9e3b6-6704-4260-b345-f55e364ba9e9 compartment 4467bb39-7256-4715-9a01-bedd25f73a82 subnet 096a5499-9720-4a4f-a8be-ce055f0efd5d subnet
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DR構成に含まれるサイト・マッピングのステータスおよび詳細を表示するには、
drGetSiteMapping
コマンドを使用します。DR構成IDおよびサイト・マッピングIDは必須パラメータです。PCA-ADMIN> drGetSiteMapping drConfigId=d3cd87de-afd4-4718-a3e6-1105b56b42d8 mappingId=4467bb39-7256-4715-9a01-bedd25f73a82 Data: Type = DrSiteMapping Mapping Id = 4467bb39-7256-4715-9a01-bedd25f73a82 Object Type = subnet Source Id = ocid1.subnet1....<region1>....uniqueID Target Id = ocid1.subnet1....<region2>....uniqueID Message = Successfully retrieved mapping data
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- サービスWeb UIの使用
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マップするソース・オブジェクトおよびターゲット・オブジェクトのOCIDsを収集します。プライマリ・システムとスタンバイ・システムでそれぞれコンピュート・エンクレーブUIまたはCLIを使用します。CLIコマンド:
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oci iam compartment list
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oci network subnet list --compartment-id "ocid1.compartment.....uniqueID"
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ディザスタ・リカバリ・サービスで、「DR構成」ページを開きます。表で、サイト・マッピングを追加する構成をクリックします。DR構成の詳細ページが表示されます。
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「リソース」セクションで、「サイト・マッピング」をクリックします。
「サイト・マッピング」ボックスの右側で、「サイト・マッピングの追加」をクリックします。
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「サイト・マッピングの追加」ウィンドウで、それぞれのフィールドに次の情報を入力します。
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オブジェクト・タイプ:マッピングするリソース・タイプを指定します。コンパートメントまたはサブネットのいずれかを入力します。
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ターゲットID:リモート・システム上のターゲット・オブジェクトのOCIDを入力します。
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ソースID:ローカル・システム上のソース・オブジェクトのOCIDを入力します。
「サイト・マッピングの追加」をクリックします。新しいサイト・マッピングがリソース表に表示されます。
必要に応じて、サイト・マッピングをクリックして詳細ページを表示します。
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これらのステップを繰り返して、必要なすべてのサイト・マッピングを追加します。
環境全体のクラウド・リソースが追加および削除されるたびに、DR構成内のサイト・マッピングが最新であることを定期的に確認します。
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サイト・マッピングの削除
サイト・マッピングが不要になった場合は、DR構成からサイト・マッピングを削除できます。
- サービスCLIの使用
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コマンドの実行に必要な情報を収集します。
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DR構成ID (
drGetConfigs
) -
サイト・マッピングID (
drGetSiteMappings
)
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drRemoveSiteMapping
コマンドを使用して、選択したサイト・マッピングをDR構成から削除します。構文(1行に入力):
drRemoveSiteMapping drConfigId=<DR_configuration_id> mappingId=<site_mapping_id>
例:
PCA-ADMIN> drRemoveSiteMapping drConfigId=d3cd87de-afd4-4718-a3e6-1105b56b42d8 mappingId=1ce736ef-13f9-40a9-aa6b-3e8960261224 Data: Message = Successfully removed mapping [1ce736ef-13f9-40a9-aa6b-3e8960261224] from DR config [mydrconf1]
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DR構成から削除するすべてのサイトマッピングのIDを使用して、このコマンドを繰り返します。
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- サービスWeb UIの使用
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ディザスタ・リカバリ・サービスで、「DR構成」ページを開きます。表で、サイト・マッピングを編集する構成をクリックします。DR構成の詳細ページが表示されます。
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「リソース」セクションで、「サイト・マッピング」をクリックします。既存のサイト・マッピングがすべて表に表示されます。
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「アクション」列で、クイック・メニュー(3つのドット)を開き、「サイト・マッピングの削除」をクリックします。
または、サイト・マッピングをクリックして、その詳細ページを表示します。右上隅の「サイト・マッピングの削除」をクリックします。
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廃止されたすべてのサイト・マッピングが削除されるまで繰り返します。
環境全体のクラウド・リソースが追加および削除されるたびに、DR構成内のサイト・マッピングが最新であることを定期的に確認します。
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