自動リカバリおよび予防操作

MySQL HeatWaveはマネージド・サービスとして、必要に応じて様々な自動リカバリおよび予防操作を実行します。

これらの自動操作の一部を次に示します。
  • 高可用性DBシステムのフェイルオーバー
  • 欠陥のある読取りレプリカのリカバリ
  • 高可用性DBシステムの障害のあるセカンダリ・インスタンスのリカバリ
  • 自動ストレージ拡張でのDBシステム・ストレージの拡張

高可用性DBシステムのフェイルオーバーは、既存のプライマリ・インスタンスが機能しなくなった場合に発生します。これにより、DBシステムのすべての接続が切断され、DBシステムの可用性に影響します。読取りレプリカのリカバリは、リカバリされる読取りレプリカの可用性にのみ影響し、DBシステムおよびその他の読取りレプリカはオンラインのまま使用可能です。セカンダリ・インスタンスのリカバリとストレージの拡張は、DBシステムの可用性に影響しないオンライン操作です。

これらの操作中に、DBシステムのライフサイクル状態が「更新中」に設定され、顧客のアクションが自動操作に影響しないようにします。起動、停止、再起動、更新などのアクションは許可されず、DbSystem '<OCID>' can not be used in '<OPERATION>' operation, because it is currently in state <LIFECYCLE_STATE>などのエラー・メッセージが返されます。

これらの操作の一部は顧客公開作業要求を生成しないため、これらの操作の発生を検証する1つの方法は、監査サービスで取得されたイベントを介して行われます。高可用性DBシステムのフェイルオーバーおよび読取りレプリカまたはセカンダリ・インスタンスのリカバリによって、MySQL - 自動リカバリ・イベントが生成されます。DBシステム・ストレージの拡張によって、MySQL - Update DB Systemイベントが生成されます。