ディザスタ・リカバリのためのKubernetesエンジン(OKE)の準備
Oracle Kubernetes Engine (OKE)をディザスタ・リカバリ・トポロジに追加する前に、次の前提条件を実行します。
OCIコンソールへのアクセス権があり、ディザスタ・リカバリ保護グループを作成するためのすべての要件を満たしていることを確認します。
- OKEクラスタをまだプロビジョニングしていない場合は、スタンバイ・リージョンにOKEクラスタを作成します。
- プライマリ・リージョンとスタンバイ・リージョンの両方で、バックアップ用のオブジェクト・ストレージ・バケットを作成します。これらのバケットは、OKEクラスタの構成のバックアップに使用されます。
- ワークロードで永続ボリューム(PV)を使用する場合:
- PVで使用される各ストレージ(ブロック・ストレージまたはファイル・ストレージ)のレプリケーションを有効にします。
- ブロック・ボリューム・グループまたはファイル・ストレージがDR保護グループに追加されていることを確認します。詳細は、フル・スタック・ディザスタ・リカバリのためのブロック・ストレージの準備およびWindowsインスタンスでのファイル・システムのマウントまたはアンマウントの準備を参照してください。
- ワークロードでOCIネイティブ・イングレス・コントローラが使用される場合は、プライマリ・クラスタによって使用される各ロード・バランサにマップされているロード・バランサをスタンバイ・リージョンに作成します。
- ワークロードでOCI Vaultを使用してKubernetesシークレットを格納する場合は、プライマリ・クラスタで使用される各ボールトにマップするボールトをスタンバイ・リージョンに作成します。各ボールトのレプリケーションを有効にするか、スタンバイ・リージョンのボールトにシークレットを手動でコピーします。
- ジャンプ・ホストを使用してOKE APIサービスにアクセスする場合は、ジャンプ・ホストに次をインストールします:
ノート
イメージには、すでにwget
およびcurl
がインストールされています。ただし、他のイメージを使用する場合は、必ずwget
およびcurl
をインストールしてください。Python3
Kubectl
-
Helm
- 次のPythonモジュールをインストールします:
PyYaml - pip install PyYAML
oci-cli - pip install oci-cli
関連トピック
親トピック: フル・スタック・ディザスタ・リカバリの前提条件