障害時リカバリ・トポロジに、コンピュート・インスタンスまたは任意のスタンドアロン・ブロック・ストレージ・ボリュームにアタッチされたブロック・ストレージ・ボリュームが含まれている場合は、このトピックのステップを使用して、フル・スタックDR用のブロック・ストレージ・ボリュームを準備します。
- コンピュート・インスタンスと同じ可用性ドメイン(AD)にブロック・ストレージ・ボリューム・グループを作成します。
- ステップ1で作成したボリューム・グループにブロック・ストレージ要素(ブート・ボリュームまたはブロック・ボリューム)を追加します。
- ブロック・ストレージをリカバリするスタンバイ・リージョン(リカバリ・リージョン)を識別します。このリージョンはプライマリ・リージョンと同じにできます。ただし、Oracleでは、通常はリージョン間のDR構成を使用して、リージョン全体の停止から保護することをお薦めします。
- ステップ1で作成したボリューム・グループのスタンバイ・リージョンに対するボリューム・グループ・レプリケーションを構成します。または、スタンバイ・リージョンに対するボリューム・グループのバックアップを構成します。
ノート
- コールドVM DRまたはパイロット・ライトVM DRトポロジ(フル・スタックDRでインスタンス・コンピュートを移動)の場合は、プライマリ・リージョンのコンピュート・インスタンスにアタッチされているすべてのブロック・ボリュームをレプリケートされたボリューム・グループに追加します。
- フル・スタックDRで非移動インスタンスと呼ばれるアクティブ/パッシブDRトポロジの場合、プライマリ・リージョンのコンピュート・インスタンスにアタッチされているすべてのブロック・ボリュームをレプリケートされたボリューム・グループに追加します。通常、ブート・ボリュームをレプリケートする必要はありません。ただし、アプリケーション・データをブート・ボリューム(ルート・パーティション)に格納する場合、プライマリ・コンピュート・インスタンスとスタンバイ・コンピュート・インスタンスのブート・ボリューム・ファイル・システムの同期を維持するために、
rsync
やrobocopy
などの他のメカニズムが必要になることがあります。