リアルタイムSQLモニタリングの使用

ノート

DBAおよびPDB_DBAロールを持つデータベース・ユーザーに使用できます。
「リアルタイムSQLモニタリング」ページには、データベースで監視中のSQL文がリアルタイムで表示されます。

「自動リフレッシュ」ドロップダウン・リストで、定期的にデータをリフレッシュする時間(秒)を選択できます。自動リフレッシュを無効にするには、0秒を選択します。

このツールは、SQL文のランタイムの問題を特定するのに役立つ、2つの重要な機能を提供します。

  • 監視中の文の一般ビュー

  • SQL実行詳細のビュー

監視中の文の要約ビュー

このページには、現在実行しているSQL文の表があります。この表には、次の情報が表示されます。

  • ステータス: SQL文の実行の現在の状態。たとえば、すでに実行が終了したSQL文は「DONE」のステータスを示します。

  • 期間: SQL文の実行にかかっている(またはかかった)時間。

  • SQL ID: 監視されている文のSQL識別子。

  • Session ID: SQL文を実行している(または、実行した)セッション識別子。

  • セッション・シリアル番号: セッションのオブジェクトを一意に識別します。

  • インスタンスの並列度: この並列度(DOP)列には、割り当てられたインスタンスおよびパラレル実行サーバーの数が表示されます。「インスタンス数」|「パラレル・サーバー数」の形式で表示されます。

  • データベース時間: データベース時間の上にカーソルを置き、時間および待機イベントの内訳を表示します。

  • CPU時間: 問合せの実行で消費されたCPU時間。

  • I/O時間: 問合せの実行で消費されたI/O時間。

  • 開始時間: SQL文の実行が開始された時間です。

  • SQL Statement: 監視されているSQL文。

SQL実行詳細のビュー

メインの監視表からSQL文がドリルダウンされると、詳細ビューが表示されます。「SQL ID」、「Start Time」および「SQL Execution ID」は、このSQL文を一意に識別する実行キーを表します。詳細ビューは、SQL文の実行を特徴付ける一般的な要素で構成されます。

問合せ実行に関する一般的な情報が提供されます。

  • 実行計画: SQL文の並列度

  • 実行が開始しました: SQL文の実行が開始された時間

  • 最終リフレッシュ時間: SQL文のSQL監視レジストリの最終更新時間

  • 実行ID: 実行識別子

  • USER: USER@CONTAINER形式のユーザー

  • SQLテキスト: 実行中のSQL文のフォーマットされたビュー。

SQL文の一般的な統計(実行の合計期間、バッファ取得数、入力/出力リクエスト数およびバイト数)が提供されます。

文の詳細情報: この領域には、文の実行に伴う実行計画、パラレル動作およびCPUアクティビティに対応する情報が示されます。

  • 計画統計: 表形式によるSQL文実行の実行計画。それぞれの行は、SQL文の実行に伴う異なる操作であり、「Operation」列のテキストの始めにスペースを追加することで、階層的な依存関係が表示されます。

  • SQL文のパラレル詳細: それぞれの実行は、1つのパラレル・コーディネータと1つ以上のパラレル・セットで構成されます。各セットには、1つ以上のプロセスを含めることができます。ある行に従属要素がある場合、対応する各列は、その従属要素の値の合計になります。この場合は、シグマ・シンボルが表示され、値が他の要素の合計であることが示されます。

ノート

詳細は、『Oracle Database管理者ガイド』データベースの監視を参照してください。