アイデンティティの作成
アイデンティティを作成すると、接続に関連付けられたターゲット・データベースに新しい資格証明が作成されます。1つの接続に複数のアイデンティティを作成できます。ただし、リソース・プリンシパルとしてランタイム・アイデンティティを使用する接続に対してのみアイデンティティを作成できます。
前提条件
アイデンティティを作成する前に、次のタスクを完了していることを確認してください。
- ランタイム・アイデンティティをリソース・プリンシパルとする接続を作成します。リソース・プリンシパルを参照してください。
-
ユーザーおよび関連するデータベース・ツール接続で指定されたスキーマに対して、
DBMS_CLOUDパッケージに対する実行権限を付与します。各アイデンティティは、スキーマおよびユーザーを持つデータベース・ツール接続に関連付けられます。アイデンティティを正しく動作させるには、DBMS_CLOUDパッケージに対する必要な権限をこのユーザーまたはスキーマに付与する必要があります。grant execute on DBMS_CLOUD to <user>
さらに、Oracle Base Database Serviceの次のタスクを完了していることを確認します。OCIが構成を管理するため、Autonomous Databaseインスタンスに対してこれらのタスクを実行する必要はありません。
- ターゲット・データベースに
DBMS_CLOUDパッケージをインストールおよび構成します。Oracle Cloud Infrastructureでは、DBMS_CLOUDパッケージを使用して、ターゲット・データベースで作成した資格証明を管理および更新します。Installing DBMS_CLOUDを参照してください。 - HTTPSを使用したターゲット・データベースとOCI間の通信を有効にするために必要なネットワーキング・ルールを作成します。
- ターゲット・データベースにアクセスするために必要な証明書およびウォレットをインストールします。
アイデンティティを作成するには、次のようにします。
アイデンティティが作成され、接続に関連付けられたターゲット・データベースに、指定された名前で新しい資格証明が作成されます。
次に、アイデンティティが機能することを検証します。アイデンティティの検証を参照してください。