MySQL移行フェーズ
Oracle Cloud Infrastructure Database Migrationの移行ジョブは、いくつかの操作フェーズがある1つの作業フローとして実行されます。
データベース移行サービスのフェーズは、次の表のように、コンソールではわかりやすい名前(DMSフェーズ)、REST APIでは接頭辞「ODMS_」付きのコードで示されます。
表9-2 MySQL検証/評価ジョブ・フェーズ(オフラインおよびオンライン)
フェーズNameConsole (APIコード) | フェーズ列挙値 | 説明 |
---|---|---|
ソースの検証 |
|
ソース・データベース接続を検証します。 |
ターゲットの検証 | ODMS_VALIDATE_TGT |
ターゲット・データベース接続を検証します |
ソース・メタデータの検証 | ODMS_FETCH_METADATA_SRC |
ソース・データベースの基本構成を検証します |
ターゲット・メタデータの検証 | ODMS_FETCH_METADATA_TGT |
ターゲット・データベースの基本構成を検証します |
移行前アドバイザの実行 | ODMS_VALIDATE_PREMIGRATION_ADVISOR |
MySQL評価の実行(エクスポート/インポートおよびGoldenGateチェック) |
表9-3 MySQL移行ジョブ・フェーズ(オフライン)
フェーズNameConsole (APIコード) | フェーズ列挙値 | 説明 |
---|---|---|
検証 |
|
ソース・データベースとターゲット・データベースの接続を検証します。 |
初期ロードのエクスポートとデータのアップロード | ODMS_INITIAL_LOAD_EXPORT_DATA_UPLOAD |
オブジェクト・ストレージへのMySQLソース・ダンプを実行します。 |
初期ロードのインポート | ODMS_INITIAL_LOAD_IMPORT |
オブジェクト・ストレージからのMySQLターゲット・インポートの実行 |
ターゲット構成の検証 | ODMS_FETCH_METADATA_TGT |
ターゲット・データベースの基本構成を検証します |
クリーンアップ | ODMS_CLEANUP |
一時アーティファクト、オブジェクト・ストレージのクリーン・アップ |
表9-4 MySQL移行ジョブ・フェーズ(オンラインGGS)
フェーズNameConsole (APIコード) | フェーズ列挙値 | 説明 |
---|---|---|
レプリケーション・インフラストラクチャの初期化 |
|
GGSデプロイメント、接続、ネットワーキングの設定 |
検証 | ODMS_VALIDATE |
ソースおよびターゲットのデータベース接続を検証します。 |
初期ロードのエクスポートとデータのアップロード | ODMS_INITIAL_LOAD_EXPORT_DATA_UPLOAD |
オブジェクト・ストレージへのMySQLソース・ダンプの実行 |
初期ロードのインポート | ODMS_INITIAL_LOAD_IMPORT |
オブジェクト・ストレージからのMySQLターゲット・インポートの実行 |
準備 | ODMS_PREPARE |
ターゲットに適用するGoldenGate Replicatを設定します |
レプリケーション・ラグのモニター | ODMS_MONITOR_REPLICATION_LAG |
GoldenGateレプリケーション・ラグを監視します。レプリケーション・ラグは、次のフェーズに移動する前に、移行の作成時に定義した値以下である必要があります。 |
スイッチオーバー | ODMS_SWITCHOVER |
スイッチオーバー・ロジックに基づいてレプリケーションを停止します。ExtractおよびReplicatは、保留中のトランザクションがないことを確認するために監視されます。確認後、ExtractおよびReplicatが停止します。 |
クリーンアップ | ODMS_CLEANUP |
一時アーティファクト、オブジェクト・ストレージのクリーン・アップ |
親トピック: ジョブ・ステータスを監視する