自動的にマウントするためのボリュームの構成(Linuxインスタンス)
Compute Cloud@Customerで、Linuxインスタンスの場合、インスタンスのブート中にボリュームを自動的にマウントする場合は、/etc/fstabファイルにボリュームを追加する必要があります。
開始する前に
マウントするブロック・ボリュームのSCSI IDを取得します。インスタンスでのボリュームの検索を参照してください。
Linuxオペレーティング・システムでは、デバイス名(/dev/sdbなど)ではなく、/etc/fstabファイルにボリュームSCSI IDを指定します。これはボリュームSCSI IDの例です。
/dev/disk/by-id/scsi-3600144f096933b92000061b1129e0037/etc/fstabファイルへのボリュームの追加
- 
新しくアタッチされたブロック・ボリュームをマウント用に準備します。 インスタンスOSに付属のディスク管理ユーティリティを使用して、次のようなタスクを実行します。 - 
ボリュームをパーティション化 
- 
ボリュームまたはパーティションにファイル・システムを作成します。 
 詳細は、ご使用のインスタンスOSのドキュメントを参照してください。 Linuxインスタンスにアタッチされたブロック・ボリュームのext4ファイル・システムを作成する例を次に示します: mkfs.ext4 /dev/disk/by-id/scsi-3600144f096933b92000061b1129e0037 mke2fs 1.42.9 (28-Dec-2013) /dev/disk/by-id/scsi-3600144f096933b92000061b1129e0037 is entire device, not just one partition! Proceed anyway? (y,n) y Filesystem label= OS type: Linux Block size=4096 (log=2) Fragment size=4096 (log=2) Stride=2 blocks, Stripe width=2 blocks 67108864 inodes, 268435456 blocks 13421772 blocks (5.00%) reserved for the super user First data block=0 Maximum filesystem blocks=2415919104 8192 block groups 32768 blocks per group, 32768 fragments per group 8192 inodes per group Superblock backups stored on blocks: 32768, 98304, 163840, 229376, 294912, 819200, 884736, 1605632, 2654208, 4096000, 7962624, 11239424, 20480000, 23887872, 71663616, 78675968, 102400000, 214990848 Allocating group tables: done Writing inode tables: done Creating journal (32768 blocks): done Writing superblocks and filesystem accounting information: done
- 
- 
マウントするファイル・システムごとにマウント・ポイントを作成します。 mkdir /mnt/volume1
- 
/etc/fstabファイルにボリュームを追加します。この例では、次の新しい行が /etc/fstabファイルに追加されます。/dev/disk/by-id/scsi-3600144f096933b92000061b1129e0037 /mnt/volume1 ext4 _netdev,nofail 0 0フィールド値の説明は次のとおりです。 - 
デバイス: SCSI IDを使用して指定します。 /dev/disk/by-id/scsi-3600144f096933b92000061b1129e003
- 
マウント・ポイント:前のステップで作成したマウント・ポイント: /mnt/volume1
- 
タイプ:ファイル・システムのタイプ: この例では ext4。
- 
オプション: - 
_netdev– ボリュームがマウントされる前に開始するようにマウント・プロセスを構成します。
- 
nofail– デバイスが存在しない場合、エラーは報告されません。これは、インスタンスを使用してカスタム・イメージを作成するときに使用する適切なオプションです。そのイメージで作成された将来のインスタンスにはブロック・ボリュームは含まれず、このオプションを指定しないとブートに失敗する可能性があります。
 
- 
- 
ダンプ:値 0は、廃止されたdumpユーティリティを使用しないことを意味します。
- 
fsck:値 0は、fsckを実行しないことを意味します。
 
- 
- 
次のコマンドを使用して、 /etc/fstabファイル内のボリュームをマウントします:sudo mount -a
- 
ファイル・システムがマウントされていることを確認します。 mount | grep /mnt /dev/sdb on /mnt/volume1 type ext4 (rw,relatime,seclabel,stripe=2,data=ordered,_netdev)