ルート表の使用

Compute Cloud@Customerでは、各VCNに空のデフォルト・ルート表が自動的に付属しています。サブネットは、別のルート表を明示的に割り当てないかぎり、親VCNのデフォルト・ルート表を使用します。

VCNにルート・ルールを追加する場合、必要に応じてデフォルト表に簡単に追加できます。ただし、パブリック・のサブネットとプライベート・サブネットの両方が必要な場合、かわりにサブネットごとに個別のカスタム・ルート表を作成します。

基本的なルーティング・シナリオは、VCN外部宛先にサブネットのトラフィックを送信するためのもの。サブネットには、作成時に選択した単一のルート表が関連付けられます。そのサブネット内のすべてのVNICは、ルート表のルールの対象になります。VCN内のトラフィックは、VCN内部ルーティングによって自動的に処理されます。そのトラフィックを有効化するために必要なルート・ルールはありません。いつでもサブネットが使用するルート表を変更できます。また、ルート表のルールを編集したり、表からすべてのルールを削除することもできます。

ルート・ルールでは、宛先CIDRブロックと、そのCIDRに一致するトラフィックのターゲット(ネクスト・ホップ)を指定します。ターゲットを選択する場合は、そのコンパートメントも指定します。ルート・ルールでサポートされるターゲット・タイプは、異なるVCNゲートウェイです。

ルート・ルールは、ネットワーク・トラフィックが目的の宛先に到達し、削除されないように慎重に構成する必要があります。コンパートメント間でのルート・ルールの移動はサポートされていません。