タスク1: コンパートメントの作成

Compute Cloud@Customerでは、コンパートメントはリソースへのアクセス権の整理や制御に役立ちます。コンパートメントは、組織の管理者によって権限が付与されたグループのみがアクセスできるリソース(クラウド・ネットワーク、コンピュート・インスタンス、ブロック・ボリュームなど)の集合です。

このチュートリアルでは、すべてのリソースに対して1つのコンパートメントを使用します。ただし、本番環境を作成する準備が整ったら、リソースを異なるコンパートメントに分割できます。たとえば、すべてのインスタンスを1つのコンパートメントに配置し、すべてのネットワーキング・リソースを別のコンパートメントに配置できます。

新規コンパートメントを作成するのではなく、既存のコンパートメントを使用する場合は、これを実行できます。このタスクをスキップして、後続のタスクにコンパートメントを使用します。

コンパートメントの詳細は、コンパートメントの管理を参照してください。

ノート

Compute Cloud@Customerでは、コンパートメントなどのIAMリソースがOracle Cloudコンソール(OCI)で管理され、Compute Cloud@Customerと同期されます。

  1. フェデレーテッド・アイデンティティ資格証明を使用して、OCIのOracle Cloudコンソールにサインインします。

    詳細は、「コンソールへのサインイン」を参照してください。

  2. Oracle Cloudコンソールのナビゲーション・メニューで、「アイデンティティとセキュリティ」を選択します。「アイデンティティ」で、「コンパートメント」を選択します。

  3. 「コンパートメント」ページで、「コンパートメントの作成」を選択します。

  4. 次の情報を入力します:

    • 名前: Sandboxと入力します。

      機密情報を入力しないでください。

    • 説明: (必須)コンパートメントの説明を入力します。

    • コンパートメントに作成:この新しいコンパートメントを作成するコンパートメントを選択します、

  5. 「コンパートメントの作成」を選択します。

    新しいコンパートメントがリストに表示されます。

    新しいコンパートメントがCompute Cloud@Customerに表示されるまで10分かかる場合があります。

ノート

残りのチュートリアル・タスクでは、10-4: コンパートメントの削除を除き、Oracle CloudコンソールのかわりにCompute Cloud@Customerコンソールを使用します。

次のタスクを実行します。

タスク2: 仮想クラウド・ネットワーク(VCN)の作成