Lustreメトリックを使用したファイル・ストレージ

Lustreを使用したファイル・ストレージ・サービスのメトリックは、ファイル・システムのパフォーマンス、容量およびヘルスの測定に役立ちます。メトリック・データを使用して、問題を診断およびトラブルシューティングできます。

コンソールでメトリック・チャートのデフォルト・セットを表示するには、目的のファイル・システムに移動し、「メトリック」を選択します。モニタリング・サービスを使用して、カスタム問合せを作成することもできます。

ヒント

Lustreリソースを使用したファイル・ストレージのロギングを有効にできます。詳細は、ロギングの概要を参照してください。

前提条件

  • IAMポリシー: リソースをモニターするには、管理者が記述したポリシー(IAM)で必要なタイプのアクセス権が付与されている必要があります。コンソールまたはSDK、CLIまたはその他のツールを使用したREST APIを使用するには、ポリシーが必要です。ポリシーでは、モニタリング・サービスおよびモニター対象リソースへのアクセス権が付与されている必要があります。アクションを実行しようとすると、権限がないか認可されていないというメッセージが表示されることがあります。付与されているアクセス権のタイプおよび作業する必要のあるコンパートメントを管理者に確認してください。モニタリングのためのユーザー認可の詳細は、関連するサービス( モニタリング または通知)の「認証と認可」セクションを参照してください。

  • このページにリストされているメトリックは、作成するどのリソースでも自動的に使用可能となります。これらのメトリックを取得するためにリソースのモニタリングを有効にする必要はありません。

使用可能なメトリック

Lustreサービスを使用したファイル・ストレージによって生成されるメトリックは、oci_lustrefilesystemメトリック・ネームスペースで使用でき、次のディメンションが含まれます:

  • resourceName: メトリックを適用するリソースの名前。
  • resourceId: メトリックを適用するリソースのOCID

次の表に示すメトリックは、作成したすべてのファイル・システムで自動的に使用可能になります。これらのメトリックを取得するためにリソースのモニタリングを有効にする必要はありません。

メトリック メトリック表示名 単位 摘要 ディメンション
FileSystemCapacity 容量 バイト ファイルシステムの容量。

resourceId

resourceName

total

available

FileSystemInodeCapacity Inode容量 件数 ファイルシステムのiノード容量。

resourceId

resourceName

total

available

ReadThroughput 読取りバイト数 バイト 間隔ごとにファイル・システムから読み取られたバイト数。

resourceId

resourceName

WriteThroughput 書込みバイト数 バイト 間隔ごとにファイル・システムに書き込まれるバイト数。

resourceId

resourceName

DataReadOperations 読取り操作 操作 間隔ごとのファイル・システムの読取り操作。

resourceId

resourceName

DataWriteOperations 書込み操作 操作 間隔ごとのファイル・システムの書込み操作。

resourceId

resourceName

MetadataOperations メタデータ操作 操作 間隔ごとのファイル・システムのメタデータ操作。

resourceId

resourceName

operation

デフォルト・メトリック・チャートを表示

  1. ナビゲーション・メニューを開き、「ストレージ」を選択します。「Lustre」で、「File Systems with Lustre」を選択します。
  2. メトリックを表示するファイル・システムを選択します。
  3. ファイル・システムの詳細ページで、「メトリック」を選択します。

    現在のファイル・システムのデフォルトのチャート・セットが表示されます。

メトリックのモニタリングおよびアラームの使用の詳細は、モニタリングを参照してください。アラームの通知の詳細は、通知を参照してください。