月次パフォーマンス・メトリック

Fusion Applications本番環境の月次パフォーマンスを追跡します。

次の方法を使用して、Fusion Applications本番環境の月次パフォーマンスを追跡できます:

環境固有の詳細ページ: 特定の環境の標準チャートを表示します。
「メトリック・エクスプローラ」ページ: 使用可能なメトリックのアドホック分析を実行し、アラームを設定します。

メトリックの表示の前提条件

管理者であれば、メトリックを表示するアクセス権をすでに持っています。

管理者グループのメンバーには、メトリックを表示する権限が自動的に付与されます。他のユーザーは、インスタンスを含むテナンシまたはコンパートメントに対するread metrics権限を持つグループに属している必要があります。

次のポリシー・ステートメントは、テナンシ(すべてのコンパートメント)のメトリックを表示する権限を名前付きグループに付与します:

Allow group '<identity-domain-name'/'<your-group-name>' to read metrics in tenancy

Fusion Applications環境管理コンポーネントを使用するためのポリシーの詳細は、IAMポリシーを使用したアクセスの管理を参照してください。

特定の環境のメトリック・チャートの表示

特定の本番環境のチャートを表示するには、環境の詳細ページにナビゲートします:

「環境」リスト・ページで、使用する環境を選択します。リスト・ページの検索に関するヘルプが必要な場合は、環境をリストするにはを参照してください。
環境の詳細ページで、「メトリック」を選択します。

月次パフォーマンス・メトリックの理解

重要

月次パフォーマンス・レポート・メトリックは、本番環境でのみ収集されます。

次の図は、環境の詳細ページの月次パフォーマンス・レポート・チャートの例を示しています:

このスクリーンショットは、月次パフォーマンス・チャートの例を示しています。

特定の月の月次パフォーマンス・メトリックは、カレンダ月の末日の後に表示されます。月末後、その月の全体的なパフォーマンスを判断するための計算が実行されます。たとえば、7月に本番環境を作成する場合、月次パフォーマンス・メトリック・チャートは8月までデータを表示しません。

デフォルトでは、メトリックは棒グラフとして表示されます。バーの正確な値を表示するには、マウスをその上に置きます。「アクション」メニュー(3つのドット)を使用して、データを表または折れ線グラフとして表示します。

サービス可用性

このメトリックは、Fusion Applicationsを1か月間使用した後にのみ表示され、本番環境でのみ表示されます。各カレンダ月の末日の後に、Oracleでは、月次測定期間の合計分数と計画外停止時間(100で乗算してパーセント値を得ることにより、直前のサービスの可用性レベルまたはサービス稼働時間が測定されますまた、計画外停止時間(Oracle Cloud Hosting and Delivery Policiesで定義)の差を測定期間内の合計分数で除除算し、結果を100で乗算してパーセント値を得ることにより、

このメトリックは、カレンダ月の末日の8日後に使用可能になります。メトリックのタイムスタンプは常に、特定のカレンダ月の最後の日時として設定されます。

アプリケーションの月次平均レスポンス時間

このメトリックは、カレンダ月において、リストされているサービスの個々の本番インスタンス内のすべてのHTTPリクエストのサーバー・レスポンス時間の平均秒数を示します。チャートはミリ秒で表示されます。

HTTPリクエストの「サーバー・レスポンス時間」は、Oracleの運用データ・センターの本番Webサーバーがリクエストを受信したときに開始し、お客様のユーザーに送信するレスポンスが作成されたときに終了する経過時間です。これには、レスポンスがインターネットを経由してユーザーに戻るまでにかかる時間は含まれていません。「HTTPリクエスト」とは、リストされているサービスの本番インスタンスでユーザーが開始する操作、リクエストまたは機能を意味します(レポート、分析、ドキュメントの解析、データ統合および検索のリクエストを除く)。アプリケーション・フローに組み込まれているネイティブ・ルックアップおよび値リスト検索は、いずれもHTTPリクエストとみなされます。

このメトリックは、通常、カレンダ月が終了した後の初日に使用可能です。メトリックのタイムスタンプは常に、特定のカレンダ月の最後の日時として設定されます。

メトリック・エクスプローラを使用したメトリックの表示

メトリック・エクスプローラを使用して、環境のヘルスおよびパフォーマンス・データの様々なビューを取得し、アラームおよび通知を設定します。メトリック・エクスプローラにはすべてのOCIサービスのメトリックが表示されるため、この項の情報を使用して、Fusion Applications固有のメトリックを調べることができます。

メトリック・エクスプローラにナビゲートするには: ナビゲーション・メニューを開いて、「監視および管理」を選択します。「モニタリング」で、「メトリック・エクスプローラ」を選択します。

Fusion Applications環境管理のネームスペースは、oci_fusionです。

メトリック・エクスプローラのドキュメントのガイドラインに従って、チャートを表示し、アラームを設定します。

メトリック・ディメンションおよび詳細

Fusion Applications環境管理メトリックは、次のディメンションをサポートしています:

resourceId - 環境のOCID。

この表は、メトリック・エクスプローラで表示できるoci_fusion名前空間のメトリックを示しています:


メトリック	メトリック表示名	ディメンション
`AvgApplicationResponseTime`	アプリケーションの平均レスポンス時間	`resourceId`
`ServiceAvailability`	サービス可用性	`resourceId`

Oracle Cloud Infrastructureドキュメント