Oracle Developer Tools for Visual Studioの使用
このトピックでは、Oracle Developer Tools for Visual Studioのデプロイメント・ウィザードを使用してWebアプリケーションをOracle Cloud Infrastructure Kubernetes Engineにデプロイする方法を示します。
このトピックでは、Oracle Developer Tools for Visual Studioのデプロイメント・ウィザードを使用してWebアプリケーションをOracle Cloud Infrastructure Kubernetes Engineにデプロイする方法を示します。
Oracle Developer Tools for Visual Studioには、このドキュメントでは取り扱われていない追加の機能があります。詳細は、Oracle Developer Tools for Visual Studioを参照してください。
前提条件
このトピックでは、OCI Kubernetes Engineに関する実用的な知識を前提としています。次のチュートリアルでは、ウィザードによってデプロイメントに使用されるテクノロジとバックエンド・フレームワークについて理解できます。
概要
Oracle Developer Tools for Visual Studioの使用では、アプリケーション用にdockerイメージがすでに作成されていることを想定しています。通常、このワークフローは次のようになります:
- Webアプリケーションを構築します。
- アプリケーションのdockerイメージをローカルに作成します。詳細は、Dockerのドキュメントを参照してください。
- WebアプリケーションのdockerイメージをOracle Cloud Infrastructure Registryにプッシュします。dockerイメージをOCIRにプッシュする方法の詳細は、Oracle Cloud Infrastructure Registryへのイメージのプッシュを参照してください。
- Oracle Cloud Infrastructure Kubernetes Engineを使用して、Oracle Cloudにクラスタを作成します。Oracle Cloud Infrastructure Container Engine for Kubernetesを使用したクラスタの作成を参照し、結果の
kubeconfig
ファイルをダウンロードします。 - Kubernetesデプロイメントに使用する、OCI資格証明を含む名前付きシークレットを作成します。詳細は、ロードバランシングされたアプリケーションのクラスタへのデプロイ時のOracle Cloud Infrastructure Registryからのイメージのプルを参照してください。
Oracleデプロイメント・ウィザードを使用したアプリケーションのデプロイ
- Visual Studio拡張機能メニューから、「Oracle Cloudアプリケーション・デプロイメント」→「Oracle Cloudにデプロイ」を選択します。Oracleデプロイメント・ウィザードが表示されます。
- 「次」をクリックします。
- 認証プロファイルを選択し(このプロファイルがOCI CLIプロファイルと一致することを確認し)、「次」をクリックします。
- デプロイメント・オプションを選択します:
- 既存のデプロイメント構成を使用した再デプロイ: このデプロイメントの選択肢は、デプロイメント構成の変更がない場合にWebアプリケーションの再デプロイに使用する必要があります。開発者がWebアプリケーションのみを変更して再デプロイする必要がある場合、このオプションを使用できます。このオプションを使用すると、開発者は、数回のクリックで迅速なデプロイメントを実行でき、新しい情報の入力は要求されません。
- 別のデプロイメント構成で再デプロイ: このデプロイメントの選択肢は、デプロイメント構成が変更された場合にWebアプリケーションを再デプロイする場合に使用する必要があります。これが適切な選択となる場合のシナリオとしては、別のクラスタへのデプロイ、別のDockerイメージの使用、Kubernetes構成の変更などがあります。
ノート
再デプロイ時に別のクラスタを選択する場合、「kubectl delete」コマンドを使用して、以前のデプロイメントのKubernetesリソースを削除します。 - 新規デプロイメントの作成: このウィザードを使用してWebアプリケーションを初めてデプロイする場合は、このオプションを使用します。このデプロイメントの名前は一意であり、63文字以下で、小文字または数字で始まって終了する必要があり、小文字、数字およびハイフンを含むことが可能です。
-
「クラスタの選択」パネルで、テナンシのいずれかのコンパートメントから既存のKubernetesクラスタを選択します(ウィザードではクラスタの作成はサポートされていないため、先にコンソールを使用してクラスタを作成します)。「次」をクリックします。
- 「デプロイメントの詳細の指定」パネルで、既存のデプロイメントの詳細を変更できます。
ノート
ウィザードによって作成されるデプロイメント・ファイルは任意のエディタで変更でき、ウィザードを使用して再デプロイするために使用できます。ドロップダウン・リストからDockerイメージを選択します。
- ドロップダウン・リストからKubernetesシークレット名を選択します。
- 「次」をクリックします。
- デプロイメントの詳細を確認してから、「デプロイ」をクリックします。デプロイの進行中に、このウィンドウはデプロイメント・ステータスでアクティブに更新されます。このダイアログを閉じて、後でVisual StudioメニューからOracle Cloudアプリ配置→配置状態のチェックを選択することによって、デプロイメント・ステータスを確認できます。
デプロイメントの削除
ウィザードでは、Visual Studio IDEを使用したデプロイメントの削除はサポートされていません。デプロイメントを削除するには:
- 次のコマンドを使用して、OKEクラスタからデプロイメントを削除します:
kubectl delete -f <path-to-deployment-file> --kubeconfig <path-to-kubeconfig-file>
デプロイメント・ファイルが存在しない場合は、次のコマンドを使用します:kubectl delete deploy/<deployment_name> svc/<service_name>
-
クライアント・マシンから
~/.oci/visualstudiowebapps/<your-application-deployment-name>
にあるフォルダを削除します。